企業名:株式会社野村総合研究所
プロジェクト:高集中できるオフィススペースの整備~新たなオフィススペースの音環境~
※画像はイメージです。実際の空間とは異なります。
・導入前の音問題
従来の集中環境創出には、サウンドマスキングなどが使用されてきました。
しかし、オフィスの利用環境は年々進化してき、web会議も一般化し、さらに個々のオフィスにおいては独自の機能を持たせたスペース作りが活発なっていく中で、従来の音コンテンツサービスではそのスペースに対応しきれず、逆に集中を妨げてしまう状況でした。
・聴景デザインコンセプト
独自の音響システムと聴景サウンドを駆使し、前提となる高集中を発揮できる音環境作りに加え、「他にはない空間体験」つまりブランディングにも取り組みました。
コロナ禍を経て、企業によってはリモートワークから出社を推進する傾向にあります。
行きたくなるオフィスを作るには、ただ音響的な施しをするのではなく、自宅、カフェ、シェアオフィスでもないその場に行かないと体験できない特有性が必要になってきます。
音作りの進め方
音コンテンツは、まず没入ができそうな実際にある数種類の環境を音楽的に再現していき、それらを作成した後、実際の空間レイアウトや用途に合わせてデザインするという手法で進めていきました。
一般的に集中しやすいと言われている音環境が、該当するオフィスに当てはまるのか検証するためにこの手法を採用しています。
これを行うことで、音コンテンツを構成するどの音が集中や体験に寄与しているのか、そして何が足りないのかを分析することが可能です。
音響システムは、音コンテンツが正常に機能することはもちろんのこと、音質や音圧がオフィス利用者の集中に配慮した設計になっており、その音響と音コンテンツの組み合わせにより、該当エリアやその周辺エリアで発生する環境音と、聴景サウンドが調和することが効果実現の大きな要素になると考えています。
聴景サウンド視聴リンク
※実際に野村総合研究所で使用されている音源とは異なります。
・聴景デザインを導入された感想(担当者の声)
昨今のオフィスワークにおいては、執務席でのWeb会議が一般化し「静かで集中した環境」を欲するワーカーの声が増えてきました。
限られたオフィススペースの中で、短時間での高い集中作業可能なオフィス環境構築をすることにしたのですが、ただ静寂やマスキング音だけではむしろ集中を阻害する可能性も考え、 様々な環境音提供メーカーをあたる中で、神山聴景事務所を知り「高集中できるオフィス環境音楽を制作する」というアプローチに出会いました。
今回のオフィススペースにマッチする、高集中できる音楽を神山さんに制作、現地調整いただき、視覚情報である「照度、調色」「画面モニター」「グリーン」、触覚情報である「エルゴノミクスに適応した椅子」と併せて、弊社では今までにないオフィスの集中環境を作ることができました。
導入後の感想
私自身、高集中できる音楽ができたと満足しています。
「いままでにない音環境で高い集中力がえられる」との声をいくつかいただいています。
もちろん個々の嗜好もあるので万人うけするわけではないと思いますが
引き続きオフィススペースにおける音環境について整備を進めていこうと考えています。
・神山聴景事務所とは
聴景事務所は、古来より人類が音環境を重視してきた歴史を踏まえ、心に残る空間体験を提供するための「聴景デザイン」を提唱します。
この分野では、音楽や環境音を活用して、空間に対する深い考慮と技術を駆使し、訪れる人々に心地よい音環境を共創することを目指します。
聴景デザインとは
「聴景デザイン」とは、利用者が求める空間体験、事業主が提供したい体験価値、そして音環境や周辺環境を反映した音創りでサウンドマスキングからブランディング、付加価値向上に貢献しており、オフィスに留まらず、その技術を応用して「Green Springs」・「AI_Scape」・「イオンモール土岐・豊川」などにも導入されています。
※「聴景デザイン」は株式会社神山聴景事務所の登録商標です(登録6613998)。
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